
ご存知だろうか?
「日本人の10人に1人はシックハウス症候群である」
という衝撃の事実を・・・。
シックハウスについて何?と思われた方はこちらで説明しています。
>> シックハウス症候群はどんな症状か?対策や改善例について教えます
医師の診断がなくてもなんか体調おかしいぞ?
と思う心辺りがある人が日本にはこんなにもいるんです。
シックハウスの症状や原因を知る事ができればそれにあった
対策もちゃんとできるんです!!
シックハウス症候群にならない為にも
もし、なってしまったけれど日常生活を快適に送る為にも
ぜひ、気にしてほしい病気にならない家や空間の作り方がある!
ちゃんとした知識を身につけてもらい快適な環境を作る準備です。
もくじ
シックハウス症候群とは?

⑴こんな症状はシックハウス症候群かも
まずシックハウス症候群になるとどのような症状が出るのか?
実は風邪かな?鼻炎?喘息?と思っていた事もシックハウスの可能性もあるんです。
目・・・しょぼしょぼする、充血、ドライアイ、涙目、etc
鼻・・・鼻水、鼻づまりetc
喉・・・イガイガする、乾く、息がしにくいetc
耳・・・耳鳴りetc
体・・・蕁麻疹、かゆみ、赤くなるetc
一見すると風邪などの日常病のような症状だけど
病院でちゃんと検査すればシックハウス症候群であると診断されます。
他にも動悸、息切れ、吐き気、めまい、不眠、イライラ、頭痛など
多岐にわたる症状があるので少しでもおかしいなと思ったら医師の診断を
早めに受ける事で対策をする事で化学物質過敏症などの
シックハウスよりも重度な病気にならないようにする事が大切です。
シックハウス症候群は日本では病気だと認定してあるものなので
病院で診断されると保険が適用されるんです。
家にいて症状が出る場合や少し体調が悪い場合は
シックハウス症候群と診断されやすく
外に出ても排気ガスなどで体調が優れない人はさらに重度とされる
化学物質過敏症(=CS)との診断がされる事があります。
しかしこれは個人の症状によるものなので
明確な線引きはなく医師の裁量や各地方自治体によって診察結果は異なるそうですよ。
⑵どうして病気になるのか?原因は?
このような症状の出るシックハウス症候群ですが大きな原因は1つだけ!
・建材から揮発される化学物質を吸い込む
特に病気になるとされている化学物質はVOC(揮発生有機化合物)と言われ
常温でも気化しやすい化学物質の事をいいます。
その中でもホルムアルデヒドと言われるVOCが
病気(シックハウス症候群)一番の原因と言われております。
常温でも気化するという事は日常の生活を送っているだけで
建材から病気の原因物質が常に放出されている事になります。
揮発されたVOCを高気密、高断熱な上に防犯上の都合で
窓を開けずに締め切って生活することで室内の空気が入れ替わらないので
病気の原因を常に摂取できる環境で生活していると思ってください!
怖いですよね・・・。
でもちゃんとした知識があれば病気の対策もできるし
病気になってしまっても家族の家をちゃんとすれば大丈夫!
⑶どんなものにVOC(揮発生有機化合物)が含まれるのか?
気になるVOCの原因は家具にもあるんです。
・机
・椅子
・ベッド
・カーテン
・壁紙
・床
などなど普段生活している家の中にあるのにも関わらず
化学物質はたくさん使われており、その1つ1つが原因になっているのです。
怖いことに子供部屋にもたくさんありますね。
チリも積もれば山となる・・・でして色々が化学物質があり
室内では460種類の化学物質が充満しているという測定結果も出てます。
たくさんのVOCに囲まれる事で病気になってしまうんですよね。
⑷シックハウス症候群の猛威?
これが今始まった話ではなく20年くらい前から日本でも
問題視されているんですよ。
シックハウス症候群は国民病のような勢いで
日本を包み込んでいっているのですがその歴史は実は浅いんです。
1980年代にデンマークのオフィス街で上記のような症状の人が
増えてビルの室内空気室と健康障害の関係についての研究結果を受けて
メディアが「シックビルディング症候群」という名前で報道したのが始まりです。
日本でもシックビルディング症候群になる人がいる事から国がガイドラインを
設けて自主規制をさせる為にとの動きから大きくメディアが取り上げたことから
「シックハウス症候群」として日本では2003年頃から一般的にも
多く広まっていきました。
一時はTVなどでもすごく話題になったので気にする人も多かったのですが
近年では健康被害の無い家が当たり前など消費者の意識も下がり
あまり報道はされないもののやはり病気に苦しむ人はいなくならないんです。
国の取り組み

シックハウス症候群の潜在患者が国民にたくさんいるなんてとても大変な事なので
国としても規制をかけたりと対応を色々といているんです!
シックハウス症候群の為に整備された基準としてはF☆☆☆☆(告示対象建築材料)が一番有名です!
内装材につかう建材にホルムアルデヒドの揮発量に制限を設けた基準で
F☆〜F☆☆☆☆と4段階で基準が設けられており☆の数が少ないほど
ホルムアルデヒドの揮発量が多いので人体に影響が強いんです。
そこで2016年現在ではホルムアルデヒドの含まれる建材を使用する場合は
F☆☆☆☆以外の内装材は使用でき無い事になってます。
しかしここで問題なのはホルムアルデヒドが全く無いと言うわけではなく
少しでもVOCが含まれれるので最初に挙げた色々なものに使われていくと
基準値を超えるくらいのVOCに包まれる事になってしまうので根本的な解決には
ならないというのが非常に残念なところなのです。
国としてもこれ以上病気を蔓延させるわけにはいかないので
色々法律や基準を設けて健康的な生活を送れる
住宅作りに寄与してくれているようですね。

これからできるたった2つの対策

国も色々してくれてますが個人でも病気にならないように
心がける事で住環境をよくする事ができるのです!
病気にならない為にできる事はたくさんあります!
今回はこれだけ抑えておけば間違いないという
ポイントが2つあるので解説したいと思います。
⑴素材に注意する
やっぱり一番の対策は病気の原因であるホルムアルデヒドなど
VOCを含まない建材を使用する事です。
F☆☆☆☆でホルムアルデヒドが放散する建材について
規制がされているのです。・・・が!
人体に影響が”無い”のではなくVOCが”少ない”と言う事なので
できる限り自然な素材を使えばもっときれいな環境が作れます。
特にビニルクロスはそのもの自体がF☆☆☆☆でありながら
壁に張り付かせる為の接着剤もF☆☆☆☆とVOCがたくさん使用されます。
そこで自然素材の壁材を使う事で対策になるという事で近年、漆喰や珪藻土を
塗る家が増えてきているんです!
漆喰や珪藻土は自然素材100%で出来る優秀な壁材なんですよ。

⑵換気をする
新築の匂いがする!
なんて言いますが、現代の建物では化学物質(ボンド)が気化した匂いなんです。
だから匂いがする時点で人体に影響があるんですよね。
住宅展示場や真新しい空間でよく感じます。
日本の対策として「24時間換気システム」の導入を建築基準法で
2003年から義務づけして室内の汚れた空気を外の綺麗な空気と入れ替える
ことによって化学物質が充満した空間から人間が生活できる空間を
作る事になっている状況です。
でも外の空気って本当にきれいなの?って心配になりますが・・・。
室内でVOCが充満したところにいると病気になる可能性も高くなるので
窓をあけて換気をするだけでシックハウス症候群に効果があるので
今日からでもできる対策ですね。
24時間換気に頼らなくても窓を開ける十分な通風が確保できるので
締め切りがちでなかなか換気をしない現代社会ですができる限り家にいる時は
換気をしてあげ湿気や結露を逃すことでカビ、ダニの繁殖も抑制できるので
トータルとして効果があるのでおすすめです!
完全自然素材の家作り

F☆☆☆☆などを健康被害の出にくい建材がたくさんありますが
やはり昔ながらの完全自然素材なものを使用すれば
シックハウス対策になったり他にもいい事がたくさんあるんです!
特に気にする事が多いのは床材をフローリングではなく
無垢の床材を入れる方ってすごく多いんですよね。
見た目もかっこいいし裸足で歩いても気持ちがいいですよね。
でも床の面積って家の中でも少なくて壁、天井などの
ビニルクロスを貼ってある面積が多いんですよね。
そこでそのビニルクロスを完全自然素材で作り上げる事が出来れば
VOCを減らす事が出来るんです。
そして漆喰の効果で他に家具から揮発したVOCを吸収して分解する力もあるんです。
他にもVOCを吸収すると言われているものが炭、観葉植物など
ありますが大量に室内に設置するなんて事は難しいですよね。
そこで漆喰を塗る事できれいな空気を作る事ができちゃうんです。
漆喰を塗ると今までシックハウスに悩んでいたけど大丈夫になった!
なんて嬉しい声も寄せられているので少し紹介しますね。
********実際のメールです********
こんにちは。ブログにてコメントさせていただいた”あさり”
家族の中で化学物質過敏症(CS)は私だけです。
重症になったのは4年ほど前でその時に自分がCSだと知りました
御社の漆喰には、インターネットで「化学物質過敏症 漆喰 自分で」
で検索したところCSの方がご自分で塗ったとあり 興味をひかれました。
私と同じように漆喰をセルフリフォームで・・・と
考えていらっしゃる方は少なくないと思います。
ただ情報を得るのが難しいのです。
CSの人は、CSの人の「これは大丈夫」「これはダメだった」
す
(なんちゃって天然物が出回っているため)。
そういった方々のお力になれればうれしく思います。
少し、現状についてお伝えします。
土曜日に寝室(8畳ほど)を施工して、
昨日(月曜日)から部屋を通常通り使用しています。
日曜日の夜はまだ化学物質が浮遊していたのか、
原因は詳しくわかりませんが部屋に入ると少し頭痛がしました。
月曜日(昨日)は、頭痛などの症状が現れなかったため、
漆喰自体には反応していないとわかりました。
ブログのコメントのとおり、
細かいことを言いますと マスカーテープなどにも
多少反応がでます(新しいビニールの匂いなど)。
しかし、
(CS患者にとってはまるでガス室です。
もちろん二か所の窓もドアも開け放してあり、
換気の良い状態にしてありましたが・・・)。
そのためすぐに主人達に任せてその場を離れました。
それが一旦乾くと症状が落ち着き始め
また部屋に入ることができました。
二度目塗りは楽しく塗ることができました。
施工日の夜は雨が降ってしまい、
次の日も雨で乾きがあまりよくなく別室で過ごしました。
施工後にマスカーテープなどは撤去しましたが、
次の日もなんらかの化学物質に反応しました。
壁の匂いを嗅いで確認してみますと
乾いていないところで反応が出やすかったです。
二度塗り後にさらに染み出てきたのでしょうか?
壁紙の継ぎ目がどのあたりだったか分からないため、
場所の特定はできませんでした。
すみません;
すっかり乾いた昨晩からは大変快適に過ごしています。
今日はさらに空気がきれいになったように感じています。
とても良い品を作っていただいている上、
ご自身がCSではないのに理解を示してくださっていることに感謝
漆喰の部屋は一番快適な部屋です(^‐^)。
********ここまで********
ビニールクロスの上からご自分たちご家族で塗られました。
現在住んでいるお部屋や中古住宅をご購入の方、
新築でも「ビニールクロスが嫌だから」と
上から塗られる方もいらっしゃいます。
新築では石膏ボードがほとんどですので、
こういった例を聞いたことはありません。
そのあと、いろいろな方のお話などで確認してみました結果、
弊社の漆喰をビニールクロスなど、化学物質の上に塗った際に
①塗るときに原因物質を吸い出す。
②硬化(乾く)時に原因物質のホルムアルデヒドなどを分解するこ
硬化するまでは分解されきっていない物質が湿度で空中に出てしま
③その後、乾いて分解が進み、化学物質がなくなる(少なくなる)
と考えられます。
湿気の多い状態(乾いていない、雨が降っている)では、
原因物質を引き出し、蒸発して部屋中に広がっているということが
あさりさまのコメントでわかりました。
今は、化学物質過敏症の方であることがわかっている場合、
下地となる1度塗りのとき・2度目の塗りでも乾くまで・
注意が必要であることをお伝えしております。
ただ、ご存知かもしれませんがCSの程度にも個人差があります。
反応にも個人差がありますことを一言付け加えさせていただきます
飽和状態になったものは漆喰にも限りがありますが、
過敏症であったあさりさまはその後、
『一番快適な部屋』と言われております。
他にも漆喰を塗ると
・子供のアトピーが出なくなった
・喘息が奥なくなった
など健康にもすごくいいという声を頂いております。
まとめ
シックハウス症候群という病気を理解して根本から解決していく事で
自分の家のいい環境作りから家族が健康に生活出来る空間が作れるんんです!
長く住む家だから楽しくいい家を作りましょう。
→国土交通省HP(建築基準法に基づくシックハウス対策について)
住環境を改善する有効的な自然素材の珪藻土についてまとめましたので、こちらもご覧ください。
