お知らせ

シックハウス対策に3つの化学物質が追加!漆喰、珪藻土で低減するには

こんちには!

ロハスウォールインストラクターの小林です。

 

これから新築をする、リフォームをすると言った方にとても重要なニュースの紹介です。

近年の建築で問題になっているシックハウス症候群ですが

15年ぶりに基準値を改定して新しい化学物質を3つも追加することになりそうですね。

 

シックハウスについてはこちらで説明しています。

>> シックハウス症候群はどんな症状か?対策や改善例について教えます

 

これは2017年8月28日に厚生省が行ったシックハウスの検討会の中での議案です。

厚生労働省がシックハウス症候群の原因物質の見直しを実施することになれば

実に15年ぶりの更新をいうことになるそうです。

 

では具体的にどのような改定が行われるのか見ていきましょう。

 

現状のシックハウス対策物質は?

まず2017年8月現在のシックハウス対策物質について濃度指定されているのは

・ホルムアルデヒド
・アセトアルデヒド
・トルエン
・キシレン
・エチルベンゼン
・スチレン
・パラジクロロベンゼン
・クロルピリホス
・テトラデカン
・フタル酸ジ-n-ブチル
・フタル酸ジ-2-エチルヘキシル
・ダイアジノン
・フェノブカルブ

以上の13種類です。

 

これらの物質はシックハウス対策法が制定された時に指定された化学物質ですね。

当時は、シックハウス症候群の原因物質として

特にホルムアルデヒドの危険性が重要視されていて

建築基準法のF☆☆☆☆規格にて「ホルムアルデヒドの揮発量制限」

がされています。

 

他にもシックハウスの原因物質はあると国内をはじめ海外の論文も多く発表されており

まだまだこれだけでは不十分だとされてきました。

 

実に室内における化学物質の種類は459種類(※1)とまで言われているので

13種類を制限したところで459種類のうちの3%未満なので

まだまだ不十分だということが想像できますよね。

 

直近では、2018/10/13 第40回日本手術医学会 東京にて

大阪労災病院の手術室改装工事でのシックハウス症候群発生が発表されていました。

新しく追加されることになる物質は3種

 

今回の検討会で新しく追加することになる物質は3つです。

 

・2−エチル-1-ヘキサノール

・テキサノール

・2.2.4-トリメチル-1.3-ペンタンジオールジイソブチレート

 

この3つが新たに追加されたのですが

今までもこの化学物質は建築材として使用されてきたものです。

 

2−エチル-1-ヘキサノール

オフィスや学校などのビニル製の床に使われることが多い素材です。

ホルムアルデヒドが制限されている現状でもシックオフィスやシックスクールと言った

会社や学校でシックハウスの症状が出る人も多くいます。

元々シックハウスはシックオフィスとアメリカでは言われていました。

日本ではシックハウスと言われております。

他にも接着剤や塗料全般に使われるなどいろいろな場面で使用されることが多いようです。

また日焼け止めなどにも添加されていることのある化学物質だというのも驚きでした。

が今回の検討会では新たな制限物質に名前があがってくるんですね。

 

テキサノール

これは水性塗料に多く使われている物質です。

水性塗料と聞くと水に溶ける塗料なだけあって油性塗料よりも体によさそうに

感じるのは私だけでしょうか?

そんな水性塗料の中にも実はシックハウスの原因となる化学物質が使われていたのですね。

なにより驚きなのが一番最初のシックハウス制限の化学物質の「フタル酸類」の

代替えとして使用される事になり2003年のシックハウス対策施行から

多く使用されていた物質です。

今までは安全だと思われていたということが驚きですね・・・。

 

2.2.4-トリメチル-1.3-ペンタンジオールジイソブチレート(TXIB)

紫外線などに強いのでトップコートなど塗装でも仕上げに使われることが多い素材です。

仕上がりがよくなるので色々な塗料に含まれているせいかTXIBが原因で

北海道の小学校でシックスクールが報告されているケースもあるようです。

メーカーさんによってはパテ材(石膏ボードの継ぎ目処理材)などでも使われることがあり漆喰との結びの近いものかもしれません。

 

まとめ

新しく化学物質が追加されることになれば多くの漆喰や珪藻土メーカーさんにダメージが出てくると思いますが、やはりその建材を使った家に住むのは消費者側なので少しでも健康な家を作り、住みたいですよね!

 

完全自然素材のみを使った漆喰・珪藻土を製造しているロハスウォールにはシックハウス規制はあまり馴染みがないのですがお客様の中には

・シックハウス症候群

・アトピー

・喘息

などなど化学物質が原因で体調を崩して自然素材の家つくりをするためにロハスウォールの漆喰、珪藻土を愛用してくれる方が非常に多いです。

 

新築時の内装選びで壁紙にするよりも漆喰に、

リフォーム時の内装で工務店さんに言われるがままクロスにするより珪藻土に、

自分たちでしっかりと調べて健康被害のない本当にいい素材を選んで欲しいと思います。

 

珪藻土って何?という方はこちらの記事がオススメです。

珪藻土の特徴とは?メリット・デメリット、施工事例を紹介します 自然素材の自然素材の漆喰もつくっているロハスウォールでは同じく自然素材の珪藻土を、国産の天然自然素材を使って昔ながらの製法で作っ...

 

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出典元

(※1)建築に使われる化学物質事典  風土社  

 

シックハウスについてはこちらで説明しています。

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