「漆喰の失敗例にはどんなことがありますか?」
とよく聞かれます。
自然素材の漆喰と珪藻土の専門店ロハスウォールが
「漆喰で失敗する原因」
についてお答えします。
合わせてDIYで漆喰を塗って失敗している理由もお伝えします。
DIYでは左官屋さんの失敗から学ぶこともできちゃいますよ。
それでは、本編にいきましょう!
もくじ
漆喰のことを知らずに採用すると失敗する。
結論から言うと、
漆喰を知らずに塗ると失敗します。
これはプロの建築業者から一般人まで含めて、失敗の全ての原因は漆喰の性質が知られていないことです。
漆喰が当たり前のように使われていたその昔と違い、
令和の現代では漆喰は少数派です。
現代の建築資材は「新建材」が主流になっていて、元々漆喰が取り扱える業者は少ないのです。
技術継承が途切れてしまっている。
そのような背景があるので何も知らず(ビニールクロスなどと同じような扱いで)使ってしまうと失敗してしまいます。
漆喰には特徴があり、その特徴を活かして使うのが効果的です。
そこで、ここでは一般的な
メーカーによる漆喰の特性の違い
について解説します。
製造メーカーによる漆喰の違いを認識していないことが失敗を招く原因
まずですが、漆喰と言われる商品・製品は、
すべて自然素材だと思っていませんか?
そもそも、それが大きな間違い・誤解の始まりなのです。
漆喰のメーカーや商品によっては、
ビニールクロスよりも安価な素材で作られた材料
まで存在しています。
要するに、低品質の漆喰が出回っている。
この漆喰の違いに気づいていない方が失敗しています。
漆喰には、
完全な自然素材と非自然素材の2種類に分かれます。
漆喰のことをよくわかっていないと
自然素材は、
「取り扱いが難しそう。簡単には手を出せないんじゃない?」
と思ってしまうのではないでしょうか?
これも、間違っています。
失敗している場合の多くは、
プロも素人も全く関係ありません。
素材に合わせた正しい施工方法を行なっていないだけ
です。
これは、
わたしたちが10,000件以上の完成を支援してきた結果、分かってきたことです。
そう、
漆喰の失敗を防ぐには正しい施工方法と素材の性質を知ること
この2つが重要です。
DIYで失敗する理由
漆喰はメーカー(製造元)によって、
目指している方向性が違います。
そのため、
方向性の違いを知る必要がある
例えば、
ロハスウォールと同じ方法で他の漆喰・珪藻土を塗ったり、
他社の壁材と同じように、
ロハスウォールを塗ったりすると、
どれほど熟練した
鏝さばきが上手な職人さんであっても、
初めてコテを握る初心者でも、
同じように失敗するのです。
新築のビニールクロスの上に漆喰・珪藻土を塗り、ビニールクロスの模様が出てしまった失敗例。
本当に上手いプロの職人さんは、
必ず事前に試し塗りをして
その漆喰の性質を掴んでから塗ります。
会社によっては、
現場監督や工務店の社長さんまで塗られています。
塗り壁に意識が向いている、このような会社は信頼できますよね。
事前に練習するのが本物のプロです。
では、DIYではどうでしょう???
ほとんどの方がぶっつけ本番!
ですよね。
プロでさえ試し塗りするのに、経験すらない素人DIYがぶっつけ本番だと失敗する確率がかなり上がります。
自分で作業をするDIYでは最低限、漆喰や珪藻土の取扱方法は知っておかなければなりません。
そこで、ロハスウォールでは次のような教室を開催しています。
これまで3,000名以上の方が卒業して塗っておられます。
新築でもDIYできる知識とコツが学べます。
新築で漆喰の失敗をしたくない方はDIYに限らず学ばれると
知識がつきますよ。
工程の知識がないと失敗する
DIYでは特に言えることですが、
事前にこんな技を知っていたら
もっとクオリティの高い壁ができたいたのに、、、
とよく言われることがあります。
そんな中、
誰でも簡単に塗れるチューブタイプの漆喰は、
難しい技の一つである
「材料をすくう」
という作業がいらない
ロハスウォールの看板商品ですが、
それを元祖・発明したのは、
ロハスウォールの社長の辻です。
「もっと一般に漆喰を普及させたい!」
と、常に考えていました。
とにかく四六時中、起きていても寝ていても、
お風呂中も食事中も、
【DIYでもプロが塗ったように漆喰や珪藻土を魅せるにはどんなものがいいか?】
をテーマに12年間考え、研究してきました。
その結果は、チューブタイプ漆喰だけでなく、
現在のロハスウォールのマニュアルや教室に
反映されています。
私たち社員にとっては社長室が
研究のためのいろんなものでゴチャゴチャなので
少しは片付けて欲しいのですが・・・(笑)
あ、話が脱線しました。すみません。
では、
最初に全体の工程を理解しましょう。
漆喰の失敗は回避できる
漆喰と珪藻土を塗る多くの方は、
どんな模様(パターン付け)にするのか?
特にDIYで塗る方は自分でできる模様はどんなのか?
模様のことが気になってばかり。
一番簡単で失敗しなくて綺麗に見え、誰が見ても恥ずかしくない模様。
当然表面に見える模様は大切ですよね。
しかし、
実は模様付けは失敗を防ぐ上では
あまり大切ではありません。
それよりも、
・塗り工程の全体像
・取り扱いの知識
を学ぶことが失敗を防ぐ上で大切です。
また、
YouTubeには漆喰・珪藻土を塗っている
いろんな動画が上がっていますが、
初めての初心者が上達する塗り方と
左官職人が見習い職人を指導する塗り方では
全く意味合いが違います。
私たちの見るところ、初心者には
あまり参考にならない動画も数多くありました。
初心者がそのまま鵜呑みにしてしまうと
失敗してしまうでしょう。
YouTubeは、
ある程度の技量レベルになって見るには
参考になって面白いと思います。
初心者には初心者なりのポイントがあります。
それを知りましょう。
まるでプロが塗ったかのように見せるコツもあります。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
道具に違いがあることを知らないと漆喰DIYで失敗する
壁塗りにはどんな道具を使用えばいいのか?
塗る素材と相性のよい道具
を使わなければ難しくなり失敗してしまいます。
そのため、
職人さんは道具を数多く揃えていることをご存知ですか?
使用する鏝(コテ)の材質は?サイズは?しなりの強さは?
漆喰や珪藻土塗りには、
- 素材の知識
- 工程の知識
- 道具の知識
- 塗る技量
の総合力が必要になります。
ここに、
「素人が漆喰や珪藻土に手を出すと失敗するよ」
とよく言われる理由があるのです。
例えば、
モルタルを塗るための鏝(コテ)と、
漆喰、珪藻土を塗るための鏝(コテ)は、
全く違います!!
これは、本当によくある失敗。
比べてみたら、すぐわかります。
鏝を間違えると塗りづらくて失敗しちゃいますね。
「弘法筆を選ばず」は砂上の楼閣。
「腕があれば変な道具でもできるだろ?」
と言われる方がいます。
無理!!
イチローがプラスチックバットを持って、
メジャーのバッターボックスに立っているのを
見たことありますか?
一回の真剣勝負に、そんなことしません。
漆喰や珪藻土は塗っている最中よりも完成した壁が延々と残るので、
恥をかくのは自分です。
塗り直すと、時間と材料費と労力がかかります。
そのため、
職人さんは道具にこだわりを持つのです。
実際の塗りの現場の様子で例えると、
「脚立の代わりに家庭にあるイスを使う」
すると、
高さが合わず、体勢を保てないので、
届かない、上手く塗れない、
そして、塗り残しができる。失敗します。
初心者はプロとは違って、
コツと知識で上達する
男女の差はありません。
これまで8,300件ほどお手伝いしましたがロハスウォールのお客様では、
力のない女性の方がしなやかで上手い、
プロ顔負けの完成度になっている壁も多いですよ。
教室や体験会に参加するタイミングが遅すぎる
漆喰・珪藻土塗りのワークショップや体験会が、
各地で開かれているのをご存知でしょうか?
一般の方でも、プロ講師から直接習える機会があります。
DIYで塗るならば、積極的に参加しましょう。
むしろ、塗るなら行かねば、です。
教えてもらった内容を忘れないうちに塗るために、
塗る直前ギリギリで参加される方もいらっしゃいます。
でも、それは遅すぎる。
一夜漬け、付け焼き刃と一緒です。
これも、失敗する理由の一つになっています。
漆喰や珪藻土塗りには下準備が必要です。
漆喰・珪藻土に失敗していない方は、
最低でも3ヶ月前には参加しています。
ロハスウォールでは教室に参加した後でも、
改めて練習できる機会があるので、
漆喰の塗り方を忘れることはありません。
ロハスウォールの運営する教室には、
飛行機を使っても参加される方もおられます。
正しい知識とコツさえ覚えれば、
DIYでもプロのような塗り壁にすることができるのです。
さあ、あなたオリジナルの漆喰、珪藻土を成功させましょう!
なかなか教室に参加できない方へ、無料のカラーサンプルを配布しております。
ご利用ください。