漆喰

漆喰のメリット、耐久性と断熱効果、防火性、防音効果をプロが解説します

今回は漆喰が持つ次の4つのメリットについて紹介します。

  • 耐久性が上がる
  • 断熱性も上がる
  • 防火性が高くなる
  • 防音効果が出る

この記事ではこれらのメリットについて、実際のお客様の声を元に天然 自然素材100%の漆喰を作るロハスウォールが解説します。

漆喰を壁に塗るメリットについて

漆喰のメリット1:耐久性が高い

実は漆喰を塗った壁の耐久力は、100年以上と言われています。

マンションとかに使われるコンクリートの耐久年数が、50年前後といわれているので、以下に漆喰が壁としての耐久性が高いか?がわかります。

そのため、一度塗ったらほとんど塗り替える必要がないくらい漆喰の耐久性は優れています。

もちろん地震などの災害は別として、漆喰は50年から100年くらいかけてゆっくりと石灰石という硬い岩石に戻っていく性質のため、岩のような硬い壁になるので、結果的にそうそう簡単に崩れてしまうことはありません。

漆喰は耐久性が飛び抜けて高い今でもそのまま残る松本城

 

そのため、昔のお城などで使われていた壁はほとんどが漆喰で何百年と残っているものが多いです。

現存天守12城や漆喰の遺跡をまとめてみた日本には12の現存している天守が全国にあります。 お城に天守をつくるのは 超有名人の織田信長によって始まったとされています。...

Youtubeでも名古屋城本丸御殿の漆喰壁を紹介してみた

漆喰は世界では紀元前から、日本では1300年以上前から使われてきた実績のある建築資材です。

【ロハスウォール漆喰を塗ったお客様の声】

「天井を塗っても落ちてこない。」

「粉もふかないし、手にもつかないからクローゼットにも安心」

「ボロボロにならないし10年以上経つけど綺麗なまま」

 

漆喰を壁に塗るメリット2:断熱効果があるので光熱費が節約できる

漆喰は細かい結晶構造で構成されているため、熱をよく反射します。

その結果、冷房などの保冷を石膏ボードみたく吸収せずに反射するので、夏は涼しく、冬は暖房の温かい空気も反射して保温となるため、漆喰には保冷・保温が高い効果をもっています。

その結果、設定温度が2、3度上げても快適に過ごせるといった事例もあります。

エアコンを切ったあとでもしばらく効果が続くので

鍾乳洞に入ると冬は暖かく、夏は涼しい…そんな効果を感じることができます。

漆喰壁にすると電気料金を下がる

引用:https://youtu.be/VCYha_aPp9g

さらに最近では、光熱費の高騰が社会問題にもなっています。

2021年に入り火力発電の燃料であるLNG(液化天然ガス)や石炭などの輸入価格の高騰によって、光熱費が上がり続けていて、過去5年で最も高い水準となっていると言われています。

(引用元:https://news.yahoo.co.jp/)

このような社会的な面から見ても、漆喰壁は光熱費のより大きな節約と繋がり、エコな壁材だといえますね。

 

【ロハスウォールを塗ったお客様の声】

「子供部屋の6畳よりもリビングの12畳でドアも開けっぱなしなのに、設定温度が4度も高く設定して涼しいの(夏)」

「冬場に出かけていても戻ってそんなに部屋の温度が下がってなかった」

「遠赤外線のストーブの効きが良くなった」

 

漆喰のメリット3:防火性が高い

漆喰は防火性が高く、万が一の火災の時にも燃え広がらないので安心です。

実際に漆喰は、建築基準法という法律の中で「不燃材料」という燃えにくい建材に分類されています。

これはいわゆる火に強く、火事になりにくいといった防火性が優れている証拠です。

ちなみにどれぐらい火に強い、火事になりにくい建材なのかというと、建築基準法では通常の火災による火熱が加えられた際に3つの条件を満たすことが条件となります。

  1. 燃焼しないこと
  2. 防火上、変形、溶接、き裂などを生じないこと
  3. 避難上、有害な煙やガスを発生しないこと

※国土交通省告示第1178号(2004年10月1日施行)

漆喰の建築基準法による耐火性の分類

分類

加熱時間

不燃材料

加熱開始後20

準不燃材料

加熱開始後10

難燃材料

加熱開始後5

建築基準法によると耐火性は加熱時間によって分けられていて、長い時間燃えないものから、

不燃材料>準不燃材料>難燃材料

と分類されています。

よって一番燃えにくいのは「不燃材料」となり、漆喰は不燃材料に分類されているのです。

実際に、文化財が火事になったというニュースでも火災の際に残っている部材は、不燃材料である漆喰壁ですね。

ちなみに漆喰の他に「不燃材料」と定められていて、一般の方にも身近なものとしては、鉄鋼、石、コンクリート、レンガなどがあります。

火災に強い漆喰壁

お城は白い漆喰壁を塗っている印象があるのは、戦闘中に火災が発生しても延焼を防ぐため、防火性が高い漆喰を外壁や塀に塗ってきた経緯があります。

建築基準法の中では、天然の漆喰【ボンド(化学合成接着剤)などの余計なものが入っていない昔ながらの製法の漆喰】は石灰岩になるため、防火認定を取らなくても防火性を認められている防火素材です。

逆に、化学接着剤が入っている漆喰は「不燃材料」とされていないので、各メーカーで商品ごとに認証を取っているようです。

【ロハスウォールを塗ったお客様の声】

残念ながら燃やした方がいないので防火性のお客様の声はありません。壁をガスバーナーで燃やした燃焼実験での写真を載せておきます。

漆喰は不燃材料として建築基準法で制定されている

左:ビニールクロス  右:ロハスウォール漆喰(ベージュカラー)

3分間ガスバーナーでビニールクロスの壁と、ロハスウォールの化学合成接着剤の入っていない自然素材の漆喰壁を燃やし続けてみました。

ビニールクロスはかなり煙が出て臭かったのを覚えていますが、漆喰は表面が焦げただけで一切煙が出ませんでした。

これだけの差を見ると、やはり万が一の火災での安全性についても、漆喰に軍配があがります。

 

漆喰のメリット4:防音効果が出る

漆喰はビニールクロスよりも厚みがある塗り壁材です。

そのため漆喰を塗った壁は、ビニールクロスの壁よりも2〜4mm厚くなるため、それが防音効果になります。

それに対して一般によく壁材として使われるビニールクロスや布は、紙素材で薄く、ペンキも塗膜が薄い素材のため防音効果が低いといえます。

なぜなら、防音の世界では「壁の厚み=防音効果」と言っても過言では無いぐらい、防音では重要なポイントのためです。

また、漆喰は仕上げた表面を平らにして押さえ仕上げなどで密度を高くすれば、反響を良くすることも可能です。

反対に壁に凸凹の模様をつけることで、音を拡散して反響を抑えることもできます。

加えて漆喰の微細な穴が多く開いた多孔質な構造は、水分だけでなく、音の雑味を消す効果があるとも言われています。

漆喰の防音効果について

このような防音や反響、音の雑味を消すといったような効果は、

おうちで過ごす時間が増え、家の中で映画を楽しんだりテレビを見る時間などが増えていることもあり、今、注目すべき漆喰の特徴の1つとなっています。

実際にNETFLIXやUNEXTでもコロナ禍の2019年~2020年の間に、NETFLIXで有料会員数が200万人、UNEXTでも有料会員が37%増加したと聞いています。

もし漆喰を塗った壁であれば、防音効果が高いので近隣に気にすることなく大画面と大きな音を流せたり、反響が良く雑味のない音質の良い音で楽しむことができます。

また、漆喰のきれいな白の壁はプロジェクターを使ってスクリーン代わりにもできるので、スクリーンを買わずともキレイな映像が楽しめます。

【オーディオルームにロハスウォールの漆喰を塗ったお客様の声】

「早速、音楽を聴いてみました。部屋の片側が障子なのであてになりませんが、思った以上に音がデッドでした。

デッドというのは悪いわけではなく、和室のように反響が少ないことを意味します。ちなみに反対語はライブで教会のように響く部屋です。

畳を床にしたのでもっと響くと思っていたのですが不思議です。本漆喰の壁は思った以上に音を反射するより吸収しているような気がします。

それと部屋の暗騒音が減った気がします。 そうです、部屋が静かになったと感じました。」

漆喰は音の反響がすごく綺麗

「音の反響がすごく綺麗。声の響きがよく、楽器を鳴らしても全然違う。

パキッとした感じで帰ってくる。奥まで届く感じがする。」音楽教室

 

注文住宅に漆喰を採用するメリット

漆喰のメリットを最大限に活かすための注意点

ここまで漆喰のメリット・・デメリットを説明してきましたが、漆喰のメリットを最大限活かすには注意点があります。

それは「自然素材100%の漆喰」を使う必要があるということです。

漆喰のメリットを活かすには素材を間違えないこと

漆喰の種類は素材基準で分けた際に

  • 自然素材
  • 化学合成接着剤入り

の大きく2つに分けられます。

さらに化学合成接着剤入りの漆喰は、人工的な接着剤やアクリル樹脂など余計なものが混入することで、耐久性が低下してしまっています。

また、販売されている漆喰の中には「漆喰」という名前をつけているにも関わらず、消石灰が含まれていないようなものもあるので注意が必要です。

当然、このような漆喰には漆喰本来のもつ調湿性、消臭性、抗菌性といった性質はありません。

実際「自然素材」と「化学合成接着剤入り」の漆喰の利用割合は下図のようになっています。

漆喰の素材基準での利用割合

漆喰の種類による普及割合
  1. 自然漆喰 10%
  2. 接着剤入りの漆喰 90%

図からも分かるように、ほとんどが化学合成接着剤入りの漆喰であることが分かります

そのため、漆喰の優れた性能を活かしたいといった場合には、漆喰の成分表に化学合成物質が含まれていないかを確認する必要があります。

余計なものが混入していない、自然素材の漆喰の見分け方についてはこちらの記事で解説しています。

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漆喰を壁に塗るメリットについてのまとめ

漆喰には以下のようなメリットがあります。

・耐久性が高く、一度塗ると100年以上はもつ壁材です

・漆喰は断熱効果が高いため、夏場のエアコン温度が2,3度上げても快適で、節電もできる

・漆喰は建築基準法での最高基準である「不燃材料」であり防火性が高い

・防音効果が高くオーディオルームなどに使われ、大きな音を出しても迷惑になりづらい

これらは一般的によく売られているF☆☆☆☆のような化学物質がの入った漆喰ではなく、天然のオール自然素材でできた純度の高い漆喰を使うと受けられるメリットです。

もし、天然のオール自然素材の漆喰をお探しでしたら、我々ロハスウォールが提供する「ロハスウォール本格漆喰」シリーズを一度、ご覧ください。

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