丸岡城にやってきました。
丸岡城は福井県丸岡町にあるお城で
1576年柴田勝家の甥にあたる柴田勝豊が築城したと言われております。
その後、1624年-1644年に天守閣が建築されましたが、1948年の福井地震で倒壊。
1955年に部材80%を再利用して修復再建されており
その際、再建に尽力した当時の丸岡町長である友影賢世(ともかげ・けんせい)さんの銅像も丸岡城にむかって歩く途中に立っています。
もくじ
丸岡城天守閣を見てみた
丸岡城といえば、
「一筆啓上,火の用心,お仙泣かすな,馬肥やせ」
という手紙を書いたことで有名な本多成重が城主をつとめていました。
丸岡城には神社がある
全国にあるお城には敷地内に神社があるお城も多いですね。
この丸岡城も八幡神社があります。
八幡神社は武家と関わりのある神社なのでお城にはよくありますね。
丸岡城の鯱鉾は石製だった!?
この鯱鉾をご覧ください。石製は珍しいのです。
太平洋戦争中の修理の際に銅板不足だったため、石材でつくったものとのこと。
この石製の鯱も福井地震の際に落下したため、元々の木彫り銅板張りの鯱が現在乗っかっているそうです。
丸岡城天守の漆喰壁
丸岡城は山上に石垣を積んで建てられており、遠くからも見ることができます。
そして、なんといっても「カワイイ!」
そして、恒例の漆喰壁チェックです!
どちらかというと、柔らかいタイプの漆喰ですね。
漆喰も硬質系と柔らかい系があるんですよ。観光でお城に行ったらぜひ違いを知って欲しいですね。
その土地その土地で人の性格も違うように、漆喰にも違いがあるのが面白いところ。
細かくてマニアックですが、県民性が現れていると感じます。
さて、城内に入ってきました。お城なので頭をぶつけたりしないよう、気をつけて進みましょう。
もちろん、階段は急角度です。
丸岡城の内装は漆喰仕上げになっています。そういえば彦根城は土壁のままの部分がありましたね。
そして、内部でも漆喰壁を触ってみる。丸岡城の漆喰壁は、やはり柔らか系です。
漆喰は塗り手によっても違いが出てきますね。
このような文化財の建築を見て、触れているとアイデアも浮かぶので、建築好きなマニアックな人だけでなく
現場の人間ほど見て欲しいなと思います。
丸岡城の天守からの眺望はバッチリです。日本海まで見えそう!
丸岡城の人柱は悲しいお話し
丸岡城は築城の際に天守閣の石垣が何度も崩れるので、「お静さん」という方が人柱になったという言い伝えがあります。
自分の子供を侍に取り立ててもらうのを条件に人柱になったとのこと。しかし、約束していた柴田勝豊は領地の移転(移封)で子供たちは結局侍にしてもらえなかったようです。
今では慰霊碑もあるんですよ。
丸岡城のまとめ
ここまで丸岡城を見てきました。
コンパクトでカワイイお城でした。
福井に行った際にはぜひ寄って見て欲しいお城です。
その他、全国にある現存12天守から
それ以外の漆喰壁を見て回っているのでこちらの記事をご覧ください。
もしお近くにお城や古い建築があれば、ほとんどが観光地になっているので行ってみてください。
人生経験を積んでくると同じ建築も違って見えてきます。
そして「なぜお城に白くなる漆喰を塗るのか」意味を考えてみるのも楽しいですよ。