漆喰の旅

【和歌山城の漆喰壁】和歌山に漆喰見学に行ってきた。

和歌山城といえばこの写真(岡口門からの本丸)

 

和歌山城とは

1585年 羽柴秀長(秀吉の弟)が秀吉に命じられ

1年で完成さたお城です。

藤堂高虎が普請奉行に任じられ、高虎が初めて手がけた最初の本格的な

近世城郭です。

 

ほぼ現在の和歌山城の状態になったのは

1619年徳川家康の十男 頼宣(よりのぶ)が入国し

工事を進めた結果だそうです。

 

 

 

和歌山城といえば、そう!!!

「暴れん坊将軍」が思い浮かびます。

若い人だと知らない人は多いと思うので軽く解説します。

暴れん坊将軍とは、松平健主演の八代将軍「徳川吉宗」が主人公の時代劇で

1978年〜2002年にかけてテレビ朝日系列で放送されたシリーズです。

 

(参考までに)

 

なぜ、思い浮かぶのか?というと、

徳川頼宣は吉宗の祖父なんですよ。

吉宗は紀州藩の三代藩主から将軍になったのです。

 

1957年に重要文化財になった岡口門。今回はここから入ります。

石垣の精度がすごい。これだけ隙間がないと忍者もよじ登るのに苦労しそうですね。

 

ここから松の丸跡を通り、本丸まで行きます。

和歌山城の本丸(天守閣)まで登ってきました。

そこで気づいたのが、、、!

 

漆喰壁が剥離している・・・。

和歌山城の漆喰壁は弊社の漆喰でなければ仕事でもありませんが、

同じ漆喰のメーカーとしては心が痛みます。

早く補修しないと中の土壁が雨風で溶け出しちゃうので危険ですね。

もしご自宅やご実家での漆喰外壁が同じ状態でしたらご相談ください。

 

 

 

話それちゃいましたが、それでは和歌山城の天守閣に入りたいと思います。

 

門から。

 

さすが和歌山の象徴であるお城!紀州南高梅があります。

これが天守閣です。

和歌山城の天守閣は昭和10年(1935)国宝に指定されますが、

1945年7月9日の和歌山大空襲で焼失。

戦後市民からの要望もあり、1958年に空襲前の外観とそのままに、

鉄筋コンクリート(RC)で復元されたのが現在の天守閣です。

天守閣の内部はこのように博物館になっています。

 

 

左手の茶色の建物(黄褐色かな?)はダイワロイネット和歌山ですね。

 

和歌山港が一望できます。架かっている橋は県道148号のブリッジですね。

 

 岡口門が見えます。これだけ離れても漆喰壁と瓦屋根の迫力が伝わります。

やはり古い日本の建築はいい雰囲気が出ますね。

 

 

(2017年10月9日以下追記しました。)

 

和歌山城の漆喰壁の状態で気になった箇所です。

こちらは本丸です。

真っ平らであるはずの漆喰壁の表面が

ポコポコしているのがわかりますでしょうか?

このポコっとした凸部分は浮いてしまっています。

浮いた部分を一回剥がして、その部分を新しい漆喰で埋めたほうがいいですね。

漆喰壁のひび割れもあります。

これは割れた部分のみを漆喰で埋めることで補修できちゃいます。

この割れた部分から雨水が入ると悪化する一方です。

建物にも水が侵入するため、最悪の状態になると

躯体もろ共ダメージを受けてしまいます。

 

 

文化財を管理していて漆喰壁の維持、補修に困っている方は

お気軽にご相談ください。

本格的な施工をするには大きな予算を

引っ張ってくる必要がありますが、

非現実的なこともあります。

今の時代にそれだとあまりに時間がかかってしまい、

手遅れになることや、

後々大きな工事が必要になってしまうので

単に先延ばしにしているに過ぎません。

その間、観光資源の喪失に繋がってしまいます。

 

私も全国いろんなお城の漆喰壁を見てきました。

 

このような補修のケースでは

大きな工事も必要なく、

低予算で簡単にできるものがほとんどです。

 

漆喰メーカーだからこそお伝えできる

簡単にできる補修方法を提案できるので

自治体関係者の方もお気軽にご相談くださいね。

 

文化財は日本の財産ですからね。

私たちは塗り壁を文化として未来にバトンタッチしたいと

常々思っております。

 

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