漆喰の旅

【重要文化財】弘前城の漆喰壁を見に青森まで行ってみた。

青森県弘前市にある弘前城をご存知ですか?

弘前城は弘前公園内にあります。

津軽為信公が築城し1611年に完成。

1627年に落雷で消失。

1810年に天守閣を再建築し、

国の重要文化財に指定されています。

漆喰メーカーとしては残る漆喰壁を見たくなり、

弘前市まで行ってきました。

(本記事は2016年8月に訪問した内容をUPしたものです)

 

 

弘前城の前にあるスターバックスコーヒーは重要文化財。

弘前城の前にはスターバックスコーヒー(雰囲気バツグンな店舗)があります。

このスタバは1917年に陸軍師団長の官舎として建設された

木造の建物をコンバージョンしているそうですね。

ここも有形重要文化財なのですよ。

 

弘前城の外堀には漆喰壁のある塀が存在していない。

緑がキレイな弘前城の外堀。弘前の夏は空気も良いですよね。

のどかな雰囲気で戦うためのお城とは思えない現代です。

外堀といえど塀は存在していないので、漆喰壁は確認できなかったです。

 

 

東内門の漆喰壁

東内門は雰囲気ある漆喰壁です。やっと期待していた漆喰壁が見えました!が、触ったりすることが困難な高さにあります。

 

杉の大橋

この杉の大橋は戦いの際に焼き落とすために杉でつくられているそうです。やはり戦うためのお城ですね。

 

 

内堀から本丸天守に向かって歩く。

杉の大橋から望む内堀。緑が多くて散歩するのにとてもいい環境です。

 

 

下乗橋。本丸天守と白い漆喰壁が見えます。赤い橋と白い漆喰壁との対比がいいですね。

桜の時期はもっと美しいことでしょう。

 

 

 

漆喰壁を見るなら本丸天守がオススメ!

下乗橋を渡るといよいよ本丸です。弘前城の天守へ行きます。

弘前城の天守に入るには入場料の310円(大人1人)が必要でした。

 

 

最北端に位置する重要文化財弘前城の本丸天守

弘前城の天守は全国に現存している12天守のうちの最も北に存在している天守です。

石垣が無いためなんだか物足りない感じがしますが

石垣の修復工事のため、

曳家で一時的に移動しているからなんですよ。(2016年8月)

 

元々の天守があった場所。2016年8月現在は石垣の補修工事をしていました。

 

 

 

 

弘前城は津軽を統一した津軽為信が計画し、

信枚が1611年に完成。1627年に落雷によって消失しました。

現在の天守は1810年本丸辰巳櫓を解体して新築したものだそうです。

 

 

 

 

弘前城本丸天守の漆喰壁をチェック

 

さて、いよいよ漆喰壁をチェックしてみますよ!

ここは外壁ですが、漆喰壁は存在感抜群です!

 

 

曳家の影響を受けている漆喰壁。

漆喰が剥離して下地の土壁が出ていますね。

ちょうど角の部分なのでおそらく曳家をした際に柱が動き

漆喰壁が影響を受けたと思われます。

 

別の箇所の漆喰はちゃんと補修してありました。

日本全国にお城はたくさんありますがその中でも

弘前城は細かい部分まで手入れの行き届いたとても良い城ですね。

漆喰のような塗り壁材は細かく補修ができるための塗り壁材なのです。

地震の多い日本には向いている素材といえますね。

 

 

本丸内部には当時の本丸内の屋敷を再現した模型がありました。

当時は漆喰壁の塀で囲まれていて美しかったことでしょう。

天守は防衛の建物なので実務は屋敷でとっていたそうです。

全国どこのお城も一緒ですね。

 

弘前城は現存12天守の中でも落ち着いた雰囲気で手入れも行き届いており、いいお城でした。

 

 

 

本丸天守閣の展望台が見えるのは岩木山です。

ここから岩木山をお殿様はいつも見ていたのですね。

 

 

 

弘前城以外の現存天守の漆喰壁もご紹介

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