「漆喰は自然素材だから無添加のものだ」というイメージが一般的にありますが、
事実、自然素材では無い漆喰も非常に多いので注意が必要です。
ここでは自然素材で添加物が入っていない漆喰と、その他の添加物が入っている漆喰との見分け方やその違いを解説していきます。
もくじ
自然素材の漆喰と添加物の入った漆喰との違い
漆喰の主な原材料は石灰石を加工した消石灰です。
この消石灰を使っていない漆喰も世の中にはありますが、高品質な漆喰をつくるにはこの消石灰のグレード(品質)一番が大切です。
漆喰は塗りやすさだけではなく、完成した壁が機能するかどうか?なので
原材料にこだわることは大切です。ロハスウォールでは岡山産の消石灰を使っています。
また、消石灰だけでなく成分に何が添加されているか?をしっかり選びましょう。
添加物が混ざっている漆喰 その1
漆喰に添加物を入れれば入れるほど、性能が下がってしまいます。
石灰だけだと割れたり、壁にくっつかなかったり、塗りづらかったりします。
なので、弱点を補完するために混ぜる必要があるのですが、
近年一番多く添加されているのがボンド(化学合成樹脂)です。
ボンドが添加されていると塗りやすいかもしれませんが、固まった漆喰壁からは調湿性能が無くなってしまいます。
これは、漆喰の成分に何が使われていて、何が使われて無いのか?をご自身でしっかり調べてください。
また、元々添加物が入っていない無添加であっても、現地で職人さんがボンドを漆喰に添加すること(いわゆるズル行為)も確認されています。
年配の職人さんには作業効率はよいのでラクかもしれませんが、古来から漆喰にはボンドは使っておらず、ボンド無添加でも漆喰を塗ることができます。
添加物が入っている漆喰 その2
ボンドを使って無くても添加されているのが「繊維材(せんいざい)」通称「つなぎ材」です。
古くからの漆喰には繊維材が使われているので、古民家や文化財の漆喰で繊維が出ていることを確認された方も多いのではないでしょうか?
これを添加すると漆喰の体積が最大で2倍にまで増やすことができるので格安の漆喰(添加物入り)をつくることができます。
しかし添加物を入れた分、漆喰としての性能も下がりビニールクロスと同等の性能の漆喰もあります。
湿気を吸ったり抗菌作用や消臭効果、化学物質過敏症を無くそうということで漆喰を塗る方が多いですが、添加物が漆喰に入ってしまうと性能も半減してしまいます。
この繊維材の代わりとしてアスベストを入れていた珪藻土がバッドニュースとして流れました。
また、室内において何かをぶつけて部分的に漆喰が割れた際に、繊維材に漆喰が引っ張られて全体が剥がれてきてしまうので現在の建築には向いていません。
こうなると最果てもなく、補修が困難になってしまいます。
やはり何も添加しない漆喰がよいですね。
ロハスウォールの漆喰が『無添加の漆喰』と呼ばれる理由とは?
ロハスウォールの漆喰には、ボンドは「無添加」繊維材も「無添加」どちらも入っていません。
また、よくある色付きの漆喰のように、色粉を何でもかんでも使っているわけでは無く、天然鉱物を原料にした色粉を使用している
添加物の入って無い漆喰なのです。
このように漆喰だけではなく、顔料にまで自然素材にこだわって作り方をしている漆喰は、唯一と言ってもよいのがロハスウォールです。
よって添加物が入った漆喰とは質感が全く異なります。
実物のサンプルが欲しい方はこちらから手に入れることができます。
完全自然素材の漆喰を職人さんに塗ってもらう際に気をつけること
当社では漆喰の施工自体もメーカーで受付しております。その理由は、
近年は職人さんが高齢化してしまい、自然素材だけの漆喰を塗れる人を探すのは困難ですが、ロハスウォールで手配して塗ることができます。
※現場にて漆喰に添加物を入れない職人が塗るのでご安心してください。
自分で漆喰を塗りたいなと思う方へ
添加物のない漆喰でも、DIYで塗ることができます。そのための基本を知るには、専門家から直接コツを習うのが最短で上手くなります。
真実を知るにはオススメです。