もくじ
砂壁をどうにかしたいと思ったら
砂壁は築年数30〜40年程度を中心に使われている塗り壁材です。基本的にはモルタル壁(セメント壁)や石膏ボードなどの上に塗られていますが、
古い家だと土壁の上に砂壁が塗られているケースも多いのです。
リフォームするために必要な2つの考え方
砂壁をリフォームする際に問題になるのが、
砂壁をそのままにして上からリフォーム工事を施すか、もしくは砂壁を一旦剥がしてからリフォーム工事をするという2択になります。
それぞれのメリット、デメリットをまとめます。
メリット | デメリット | |
砂壁を剥がす | 耐久性が高い。後々の不具合も出にくい。施工の出来栄えもキレイになる。 | 剥がす工程(時間)と工事費用が加算される。場合によっては廃材処分に費用が必要になる。
正しい剥がし方を実施しない場合には非常に時間がかかってしまう。 |
砂壁を剥がさない | 剥がす工程(時間)と工事費用が不要のため値段が安くなる。 | 最終的な耐久性が落ちることがあるので専門知識が必要。
また、砂壁に直接ビニールクロスなどの壁紙を貼ったり、石膏ボードを貼ったりすると砂壁との間にカビが生えやすく原因不明の病気になる可能性がある。 |
砂壁をリフォームする際には予算もあると思いますが、将来を見据えたコスパで判断するのが重要です。
要は、砂壁を剥がすのか、剥がさず砂壁の上からリフォームするのか?適正判断が必要になります。
ロハスウォールでは砂壁を漆喰もしくは珪藻土を使ってリフォームする方法をご提案しております。
理由として、砂壁よりも漆喰や珪藻土は耐久性が高く、さらにはカビに強いというメリットがあるからです。
ご興味がある方はフリーダイヤルにて、DIYで塗る、もしくは職人さんに塗ってもらうなど具体的な手法や、期間について
そもそもリフォームの場合では状況がそれぞれ異なりますのでまずはお問合せください。
和室の砂壁をリフォームした事例
まずは砂壁を剥がさずリフォームした例をご紹介します。
使用した素材 | 漆喰 |
広さ | 約50,000円(材料、道具込み) |
費用 | 11平米 |
築年数 | 不明 |
施工方法 | DIY |
お客様からの声
ご主人が工務店の現場監督、奥さんが設計士をしています。
築不明の中古の家をたまたま購入したタイミングで、ちょうど担当していたお客様がロハスウォールの漆喰をDIYで塗っていたのを見て、「これだ!」と思って塗りました。
玄関は来客者や自分自身の印象を変えるのでデザイン上大切ですが、元々漆喰が塗ってあったかのような仕上がりになりました。
正しいリフォーム手順をDIYで実行するには
DIYはハードルが高い?それとも簡単?
砂壁をリフォームする際にはリフォーム会社に依頼するだけでなく、DIYでも可能です。
これまで3,000件以上の砂壁に塗ってきましたが、50%以上の確率で砂壁の上に塗ることができる状態のものが多く、漆喰を塗って強度を高めることができます。
多くの場合、砂壁が塗られている壁は和室であることがほとんどで、和室は真壁と言って柱で壁が区切られており1枚づつ塗っていくことができるので
初めてのDIYでも比較的挑戦しやすいのが砂壁といえます。
砂壁を壁紙にするとどんな欠点があるのかプロが解説
リフォーム会社から砂壁を壁紙にしましょうという提案がされていることがあります。
もし、砂壁を壁紙にするのであれば砂壁を剥がしてから壁紙にすることをお勧めします。
壁紙とは一般的にビニールクロスを使うことを言いますが、ビニールクロスは湿気を遮断してしまい、反対側に結露を発生させてしまい遮断している分カビの温床となっていることが多いので危険なリフォーム工事方法です。
その場しのぎの簡易性か、DIYでもプロと同じレベルにするか
簡易的な方法でもプロが行うリフォーム方法でも、砂壁は30〜40年前の気候とは違い、温暖化が進んでしまった現代の日本の気候にあっておらずカビの温床や定期的に塗り替える必要のある素材です。
よって漆喰や珪藻土といった自然素材の方がコスパは良いので具体的な塗り替え方法については次のページでご紹介しております。