漆喰をキレイに塗るのに1番大切なことご存じでしょうか?
すくい方?鏝(こて)の動かし方?または力加減?
どれも不正解です。
キレイに塗るために1番大切なことは、そう!硬さの調整です。
今回は漆喰の正しい練り方(撹拌方法)についてご紹介していきます。ちなみに珪藻土もやり方は同じです。
もくじ
漆喰の攪拌(かくはん)方法
漆喰の硬さ調整とは練り方になり以下の3工程で完成します。
- 漆喰を樽に移す
- ミキサーで練る
- 水分調整を行う
1、樽に移す
袋を持ち上げバケツに移動します。
バケツの淵に乗っけてカッターナイフで袋を切ります。
漆喰を塊ごとバケツに移すことができます。
樽は漬物樽30Lが初心者には手に入れやすく扱い易いサイズになるのでオススメです。
2、ミキサーで練る
近年販売されている多くの漆喰では化学合成接着剤が含まれているため、メーカーによって練り方が違いますが、
今回は自然素材100%のロハスウォール高級カキ本格漆喰を使ってご説明します。
ロハスウォールでは専用ミキサーをレンタルしておりますのでそちらをご利用ください。
まずはちょうど良い硬さはこちらです。
とっても滑らかで、まるでホットケーキMIXやお好み焼きの生地が目安です。
ミキサーはトリガースイッチのため、人差し指で握ると動きます。
グリップバーが付いているのでしっかり握ります。モーターのパワーが強い。ということは、
持っていかれないようにしっかり腰を入れましょう。そうすると非力な女性もミキサーを扱えます。
70代の女性もミキサー使って塗ってます。
3、水分量の調整
漆喰の硬さはとっても滑らかで、まるでホットケーキMIXやお好み焼きの生地が基本ですが、さらに
季節や気温・湿度、風の当たり方、塗りたい部分や模様を勘案し、最終的な硬さを決定します。
DIYの場合経験値がなく正しい硬さが分からないと思いますので表にまとめます。
技量/硬さ | 柔らかい | 硬め |
簡単にすくえる | 慣れが必要。柔らかすぎるとすくえない。 | すくい易いが硬すぎるとすくえない。 |
塗りやすさ | 楽。柔らかすぎると下地が透けてしまう。また割れ易い。 | 疲れる。すぐに腕がパンパンになり、作業が進まない。 |
模様の出しやすさ | 柔らかすぎると垂れてしまい模様が出せませなくなる。 | 表現し易い。 |
※水分を追加する際には水道水を200mLづつ追加して調整していきます。
ミキサーで練っているうちに徐々に漆喰が滑らかに変化していきます。
練り終わったら必ずやること
水を張ったバケツでミキサーを回して漆喰を取ります。
その後、必ずブラシを使ってミキサーに付着している漆喰を完全に洗い落としてください。
バケツの淵に飛び散った漆喰もゴムベラで落としておきます。そのまま放置すると固まってしまい、これから塗りたい漆喰に混入して取り除くに時間が無駄にかかってしまいます。
柄杓(ひしゃく)で漆喰をすくって使用していきます。
漆喰の練り方動画
まとめ
いかがでしたでしょうか?経験者は分かりますが、硬さの調整って本当に重要です。