石膏ボードを固定するビスピッチは150mmで統一すること。ボードを継ぎ足すときは受木の上で。自然素材の珪藻土を原料としているため、大工下地の作成段階でできるだけクラックを防ぐ工程が必要です。
弊社製品を塗る場合には下地仕様書があるので、ご請求ください。
マスキングテープやコロナマスカーを使って1mm塗りしろを空けてマスキングします。下塗り後、専用下塗り材が乾く前にすぐ剥がします。仕上げでは新しく養生を使用するのが基本ですが、同じ養生で行いたい場合には2mm塗りしろを空けます。
木に接する面がある場合、無垢でコーティングされていないと木にしみ込むことがあるため、木に何を使っているか教えて頂けたら、アドバイスします。
専用下塗り材を開封後、手を加えずにそのまま使う。ジョイントに詰めるには専用下塗り材を撹拌(混ぜる)してしまうと使用できません。
一度柔らかくしてしまうと、再び硬く戻すことができなくなるので、ジョイントには硬い状態で詰めます。
隙間が空かないように、石膏ボード同士がくっついている全てのジョイント部分にコテでしっかりと入れ込んでいく。ジョイントだけでなく、石膏ボードを固定しているビス頭にも詰めること。水で練っている左官材の特性は水が乾くとその分痩せるものです。
重要:ジョイントに詰める前に、先にファイバーテープを貼ってはいけません。空間が空き、クラックが入りやすいことが確認されています。
隙間ができないように丁寧にロハスウォール専用下塗り材を詰めます。目地の隙間が空くと振動に弱くなりクラックの入るリスクが高まります。
重要:詰める前にファイバーテープを貼ってそこから詰めようとしてしまうと隙間が空くので止めてください。
専用下塗り材を詰めた部分が乾く前に、目地の淵についたもの手早く取り除きます。取り除くことによってファイバーテープを貼ることができます。
不要分を削り取ることでファイバーテープが貼りやすくなります。また、材料に無駄が出ないようにしましょう。
目地が乾かないとファイバーテープが貼れません。もちろん、コーナー部分(入隅、出隅)もファイバーテープを貼ってください。ファイバーテープは剥がれやすいため、すぐに下塗りをします。
伸縮するテープを使用した場合、クラックが入ることが確認されています。
専用下塗り材を柔らかく練り返し、ファイバーテープの上に塗ってテープが剥がれないよう固定します。
練り返す際、追加の水は不要です。練り返していくとちょうど良い硬さになるよう調整しております。気象条件などでやむを得ず追加する場合には、練り返したのち少量ずつ追加していくこと。【一度柔らかくすると元に戻りません】水を追加すると一気に柔らかくなるので注意を。
ファイバーテープを塗って固定した後、全体を塗っていきます。
ファイバーテープを塗って固定したのと同じタイミングで、全体に塗ります。
専用下塗り材は1mm厚でOK。乾燥後、飛び出た部分を削って表面を平にしておくと仕上げがキレイに塗れます。
専用下塗り材が完全に乾いてから珪藻土での仕上げ塗り施工が可能になります。乾燥まで24時間以上空けてください。上塗りまで1週間程度間隔が開いても大丈夫なので、施工の進行状況に合わせて施工してください。下塗りが乾くいた段階ではファイバーテープが透けますが上塗りに珪藻土を塗ることで消えます。
※ロハスウォール専用塗り材が乾燥しないと仕上げは塗れません
新築やリフォームでの新品のプラスターボード(石膏ボード)への「珪藻土の塗り方」についてご説明しております。
プラスターボードに珪藻土を塗るには、大きく分けて3段階の手順を踏む必要があります。 現在の建築物に当たり前のように使用されているプラスターボードには構造上、数々のメリット、デメリットがあるので、100%自然素材のロハスウォール珪藻土の特性に合わせた施工が必要です。
珪藻土を塗るには、下地のプラスターボードが動いてしまうという欠点を消すために、まずはその取り付けに注意する必要があります。
大切な3ポイントは「千鳥張り」「ビスピッチ」「開口部延長線上にボードの継ぎ目をつくらない」ことです。
これらについては事前にロハスウォールが発行する【ロハスウォール下地仕様書】を請求いただき、大工さんに施工してもらってください。
その上で、石膏ボードの特性に合わせ、「珪藻土塗り方」で塗っていきましょう。
ご不明な点は必ず弊社までご相談ください。あなたのケースに合わせてアドバイスさせていただきます。